top of page
国際手話|企業・組織などの課題解決に人材戦略の��専門性を活かしたサービスを提供します

 Let's share International Sign. 

IS023

"東京2025デフリンピック" を契機とした共生社会の実現に向けて(続編) 
  企業・組織の業務におけるデフ(ろう者) の方とのコミュニケーションにも活用できる5つのポイント
 

はじめに

東京2025デフリンピックのボランティアとして多国籍の選手団の対応を経験した中での気付きを記述します。

また、企業・組織でデフ(ろう者) の取引先社員やお客様と対話する機会があるかもしれない、自社にデフの社員が在籍している、あるいは近い将来に採用することを考えているという場合にも参考にしていただける5つのポイントを挙げています

"東京2025デフリンピック" ボランティアを経験しての気付き

デフの方には発話が流暢で健聴者と見分けにくいことがあります。

補聴器や人工内耳が目視できない状況において、英語で話しかけられ、「聞こえる方(もしくは聞こえにくい方?) なのかな」と思いながら、まず音声英語と共に国際手話で話し、相手の反応を感じとることに努めました。
すると、「国際手話できるの(分かるの)?」と国際手話で話し出す選手団がほとんどでした。

筆談の代わりにスマホの音声翻訳アプリ(自身の発話を相手国の言語でテキスト表示) を使用することも考えていました。

 

しかし、相手に時間の余裕がない場面も多く、実際に自身のスマホを使用する機会はありませんでした。
やはり、翻訳アプリでのやり取りは、時間的に余裕があり、相手が日常何語を使用しているのか確認できる時に有効だと感じます。

レアケースですが、相手が使う自国手話が理解できず英語圏以外の選手団と対応する場面があり、相手の差し出してくれたスマホ翻訳アプリに音声を認識してもらいました(ただ、照り返しや暗がりの中、相手のスマホのディスプレイに映し出された小さな文字が何語なのか?それさえも判別は困難!!) 。

こちらの音声が速やかに認識されず、また翻訳されたとしても正しく伝わっているのか判断が難しいと感じました。
誤った内容で翻訳されている可能性を考慮し、国際手話で再確認したところ、選手団の別の方が「それそれ…」という流れで解決できホッとしました。
多様なケースを想定して臨機応変に対応することが大切だと改めて感じました。

デフリンピックのボランティアには、手話は未経験でも英語が堪能な方もいたため、デフの方だとしても聞こえにくい(多少聞き取れる) 程度であれば、音声ではっきり表現することで、対話も可能です。

よりスムーズな対応に有効な5つのポイント

今回の経験をもとに、デフの方々とコミュニケーションをとる際の5つのポイントを列挙します。

 ポイント1.  国際手話やその他の手話を覚えて終わりではなく、
実践する機会を持つこと(例えば、講座を受講した場合、より多くの方の手話を見て、微妙な動作の違いなどを体験する
のも有効です)
 ポイント2.  
多様なコミュニケーション方法を認識しておき、相手に合わせて最適な方法を組み合わせ、使い分けること(例えば、筆談や翻訳アプリが進化したユニバーサルコミュニケーション技術を使うことも有効です)

 *ユニバーサルコミュニケーション技術については、次回記述します
 ポイント3.  状況判断は速やかに、
臨機応変に対応すること(例えば、少し調べる時間が欲しいときははっきりと伝えることも有効です)
 ポイント4.  
諦めずに対応すること(例えば、ボディランゲージや単語のスペルの指文字なども有効です)
 ポイント5.  双方、周囲に仲間がいるときは、
一緒に巻き込んで対応すること(例えば、国際手話だけではなく、外国語など他のコミュニケーション方法が有効なこともあります)

最低限、これらに留意しておけば、よりスムーズに対処できるといえるでしょう。

企業・組織内にデフの社員の方がいる、あるいはこれから採用しようとしているなどコミュニケーションに不安を抱いている場合にも、これらのポイントを参考にしていただければと思います。

当社では、引き続き、国際手話の普及・啓発に向け、情報発信をして参ります。

​"国際手話" について、何らかのコラボレーションを希望される方、コーディネートおよびコンサルティングについて関心のある方など、随時ご相談を承ります。

ご関心のある方および取材などは、こちらのフォームよりご連絡をお待ちしています。

bottom of page