
Let's share International Sign.
24003
"ダイバーシティ& インクルージョン" を通じて "国際手話" の輪を広げよう!!(D&I 後編)
「"国際手話" が分からないけど、外国のろう者とどのようにコミュニケーションをとれば良いの?」といった疑問にお応えします。
在日・訪日外国人ろうの方々が、必ずしも国際手話を使うわけではないため、他の方法でコミュニケーションするとよいでしょう。
代替策を紹介しますので参考にしてみてください!!
|国際手話を使わない人たちとのコミュニケーション方法
-教えて!!ポイント
▶英語など相手の分かる言語のテキストを使う
*スマホのアプリを使用している方もいますが、スマホをノート代わりに文字(音声) 入力して見せるだけでもよいです
*相手の希望する言語を学習していない場合は、翻訳機能を使うとよいです
*手話と発声言語の双方を翻訳するアプリも少しずつ開発されてきてはいますが、実用化・汎用化(様々な言語に対応) という意味では、まだ途上のため推奨アプリはまた改めて紹介します
▶画像や動画、WEBページなどビジュアルを使う
*例えば、飲食店のメニューやWEBページ、オンラインサービスなどに複数外国語対応版があるように、目で見て、内容を読めば理解できるようなコンテンツを予め用意しておくとよいです
*対面の場合、ビジュアルコンテンツをただ見せるだけではなく指で示し、相手が理解できているかサポートするとよいです
▶ボディや顔の表情など自分のカラダを表現に使う
*手や足、ときにはカラダ全体を使い、顔の表情を豊かに(多少大げさに見えても) 状況を表現してみるとよいです
*国によって、タブーとされる指さしなどは注意が必要ですが、あまり萎縮せずに対応すればよいです
▶口話(口の動き) を使う
*日本語の分かる方であれば、口話(口の動き) も有効ですが、マスク着用、早口・方言・略語などの障壁もあるため、口話のときには「やさしい日本語」で話すとよいです
*日本語の分からない方に、日本語口話をつい使ってしまうと相手を混乱させてしまうので、注意が必要です
▶オンライン対話ではチャットを使う
*相手の分かる言語に翻訳したチャットを使う場合も、簡潔な文章や箇条書きなどポイントを伝えるとよいです
*資料を画面共有したり、字幕を付けるなどサポートするとよいです
まだまだ、方法はありますが、まずできることから取り組み、次に他の方法はないか考えてみるとコミュニケーションの幅もひろがりそうですね。
"国際手話" が分からないからといって心配はいりません。
デフリンピックが2025年11月、日本(東京) で開催されるこの機会に、ホスト国としてあいさつなど身近な"国際手話" を覚えてみてはいかがでしょうか。
当社では、引き続き、国際手話の普及・啓発に向け、情報発信をして参ります。
"国際手話" について、何らかのコラボレーションを希望される方、コーディネートおよびコンサルティングについて関心のある方など、随時ご相談を承ります。
ご関心のある方および取材などは、こちらのフォームよりご連絡をお待ちしています。
◎次回予告
「「やさしい日本語」を通じて"国際手話" を考えてみては!!」 について発信を予定しています